不倫の相手女性に対し慰謝料請求訴訟を提起し,170万円の支払いを受けた事例
夫の行動に不審を抱いた妻(依頼者)が,探偵に調査を依頼し,夫が不倫をしている事実を突き止めた。
夫は,不倫相手の女性と約1年の交際期間において,週に2~3回,密会を繰り返していた。
依頼者は弁護士に,不倫の相手女性に対する慰謝料請求の交渉を委任した。
弁護士は,不倫相手の女性に対し,慰謝料請求と示談交渉を行ったが,不倫の相手女性は,肉体関係については否認し,また,夫が結婚していることを知らなかったと主張し続けた。
そのため,不倫相手の女性に対し,慰謝料請求訴訟を提起した。
訴訟でも,不倫相手の女性は,上記の主張を維持したため,不倫当事者がホテル出入りする写真や,不倫相手の女性が,夫が結婚していることを知っていたことを示す証拠を提出した。
これにより不倫相手の女性は,依頼者の主張を全面的に認めることに転じ,これを前提とした依頼者にとっての勝訴的和解により,慰謝料170万円の支払いを受けた。
不倫相手の女性が,自己の責任を免れようと,ありがちな「肉体関係がない」「不倫相手が婚姻していることを知らなかった」と言い訳を述べたが,容易に反証に成功し,結果的に裁判官に悪印象を与え慰謝料額に反映されたと思われる事例。
弁護士法人フロントロー法律事務所
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